プレイデートとは?
日本では、子どもたちが放課後に自分たちで約束して遊びに行きますが、現地では親が遊ぶ場所と時間を事前にセッティングします。プレイデートとは、個人的にお友達と遊ぶ機会をいいます。そのメリットは、なんといっても子ども同士が仲良くなること、学校に馴染みやすくなることです。ところが渡米したばかりの親にとっては、様子がわからず敷居が高いのがこのプレイデート。誘われたら、どんな準備をしたらよいでしょうか?これまで経験した方からの話をまとめてみました。
プレイデートの流れ
- お友達の親から、プレイデートしませんかとメールか直接お誘いを受けます。
- 日時と住所、そのほか必要事項を聞いておきます。
- プレイデートの場所に子どもを連れて行きます。または相手の親が学校から直接家に連れて行ってくれることもあります。
- 子どもだけを預ける場合は、終了時間に迎えに行きます。
では、詳しく書いていきますね。
どこで遊ぶ?
プリスクール以下ですと、親も一緒に参加することが多いようです。それ以上の年齢になると、子どもをどちらかの家に預けて遊ばせます。授業が午前中で終わる日に、親子でランチを持って一緒に公園に行き、遊ぶこともあります。
日時を決める
- 学校や習い事の送り迎えの時に、親同士で話せるチャンスがあります。高学年ですと、子どもを通してお互いの連絡先を交換することがほとんどです。同じクラスでも保護者の連絡網や連絡先一覧を学校から配られることはありません。
- 共働きの親が多いので、金曜日や週末に誘われることも多いです。
- メールや電話でスケジュールを合わせ、相手の家の住所、相手の緊急連絡先とお迎えの時間を確認します。自分の連絡先も交換します。
- プレイデートの時間は1〜3時間ほどです。
子どもが、大人の監督なしに家で遊ぶことはありません。大人が一緒に家にいてケガやトラブルがないように見守っているのが一般的です。子どもだけで留守番ができるのは、12歳以上からと言われています。
できるだけ相手の親とコミュニケーションをとります。英語があまり得意でなくても、自己紹介や簡単なコミュニケーションだけでも伝わりますし、相手もこちらのことが知りたいはずです。不安であれば最初はプレイデートの時間を短くしても良いかもしれませんし、思い切って断り、相手のことがよくわかったり、気持ちに余裕ができたら参加しても良いでしょう。
集合の方法
- 学校からいったん下校し、家に集合することが多いようですが、お互いに慣れてくると、家を提供する側が、学校から子どもたちを車に乗せ、家に連れて行くこともあります。(カープール/Carpoolといいます。)その場合は、乗せてもらう子どもの親が、担任へ事前に連絡します。親以外のお迎えでは、防犯の面から身分確認が取れるまで子どもを引き渡してもらえないことがあるからです。
- 現地ではチャイルドシートを使うことが法律で義務付けられいて、違反した場合は厳しく罰せられます。車に乗せてもらう際はカーシートがあるか確認し、必要があれば自分のものを渡しておきます。
おやつはどうする?
- 牛乳、ピーナツ、卵にアレルギーを持つ子どもも多いので、事前に食物アレルギーがあれば伝えておきます。食べ物だけでなく、ペットのアレルギーも伝えておくと安心です。
- 現地では、食べ物はホスト側に任されるのでいわゆる「お持たせ」を持っていく必要はありませんが、持って行くと丁寧という人もいます。日本人同士だと持っていく方が喜ばれます。アレルギーがあれば、食べられるお菓子を持っていくと良いでしょう。
- おやつをはりきって用意している家は少ないと思います。子どもがお腹をすかせた時につまむスナックをあげる程度です。ヨーグルト、フルーツ、クラッカー、スナック菓子など。ソーダ類は飲ませないという親もいるので、オレンジジュースやお水、牛乳を出す家も。
- 食事の場合はチーズピザやトマトパスタを食べる家が多いようです。現地の子どもと初めてのプレイデートでは、手作りの食事は敬遠されることがあります。
解散の時間には
- お迎えの時間は守るようにします。
- できれば子どもたちと一緒に片付けをすると良いかもしれません。
- 帰るときは、親子でお礼を言って帰ります。
マナーが良いとされること、一般的なことはこちらで紹介させていただきましたが、実はプレイデートにルールはありません。家庭でプレイデートのやり方はそれぞれ、子育てのポリシーもそれぞれです。その違いを楽しめるといいですね!
次回はプレイデートに誘う時のポイントをお知らせします。