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2023年2月3日

[カテゴリー: 暮らしの情報 ]

【シリコンバレー赴任者向け】渡米直後に必要な11の手続きをご紹介します(基本編)

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ダンボール箱を運ぶビジネスマン

シリコンバレーに赴任が決まった際は、渡米前に引っ越しの手配や銀行や役所への各種手続きなど日本で膨大な作業をこなす必要がありますが、渡米後も同様に新生活を立ち上げるために各種の手続きを進めていくことが必要となります。母国語が通じない中でこれらの手続きを進めていくことは骨が折れますが、こなさなければならない作業をリストアップして全体像を把握したうえで、これらを一つ一つ順番にこなしていけば心理的負担もかなり軽くなります。

そんなわけで、今回は特にシリコンバレーの事情に特化した形で、渡米直後にまず行わなければならない基本的な諸手続きを順番にリストアップしてみました。なお今回の情報には、現地校の手配などお子様とご一緒に赴任される場合に必要となる情報は含まれておりませんので、こちらはまた改めて別の記事を掲載したいと思います。

今回紹介する情報が、これからシリコンバレーに赴任される方の参考になりましたら幸いです。またこれらの情報はシリコンバレー以外の米国内地域に赴任される場合でも共通している部分もあるかと思いますので、そうした方も是非参考にしてみてください。

INDEX

I-94

アメリカに入国してまず行わなくてはならないことは、入国のイミグレーション時に取得するI-94に記載されている情報の確認です。こちらは合法的に滞在できる期間を記したもので、この先行う各種手続きを申請するにあたって何かと必要になります。まずは、氏名、生年月日、滞在許可期間、ビザの種類などの情報に間違いがないか確認してみましょう。こちらの情報はオンラインで確認することも可能です。その際は、以下のウェブサイトの「GET MOST RECENT I-94」をクリックして確認してみてください。このシステムに情報が反映されるまでに入国から2~3日かかることもあるようなので、その点はご注意ください。

I94 – Official Website

SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)

ソーシャルセキュリティーカード

SSNはアメリカにおける9桁の社会保障番号です。税金申告や個人IDに使用されるもので、日本におけるマイナンバーをイメージしていただければよいかと思います。こちらもこの先行う各種手続きで不可欠な書類となりますので、渡米後は真っ先に手続きを進めましょう。必要な書類は下記のとおりです。

  • 申請書(SS-5)*こちらからダウンロードできます
  • ビザ
  • パスポート(I-551のスタンプが必要)
  • I-94もしくはI-766(労働許可証)
  • 婚姻証明書 *配偶者ビザの場合のみ必要

上記の書類が用意できたら、お近くのSocial Security Administrationで申請手続きを行いましょう。サンノゼ付近であれば、以下の住所にそれぞれSocial Security Administrationがあります。

上記以外に最寄りのSocial Security Administrationをお探しの場合は、以下のページで検索可能です。

Field Office Locator | SSA

在留届

在留届は海外に住んでいる日本人を大使館や総領事館が把握するために提出するもので、万が一海外で思わぬ事故や災害が発生したときの安否確認や迅速な援護を受けるために重要な手続きとなります。外国に住所を定めて3カ月以上滞在する日本人はこの在留届の提出が義務付けられています。ただ、提出していなかったとしても罰則はないのですが、登録することで住んでいる地域に関する情報を定期的にメールで受け取ることができるので非常に便利です。登録は以下のページにてオンラン上で完結できます。

在留届電子届出システム(ORRnet)

銀行口座

給料の振り込み、家賃や公共料金の振り込みにも使用される銀行口座も、渡米後になるべく早い段階で開けておきましょう。ただし、開設にSSNと住所証明が必要になりますのでこちらが確定した後の対応になります。口座開設にあたっては、以下のものが一般的に必要になります。

  • SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)
  • 本人確認のための書類(パスポートなど)
  • アメリカでの住所を証明するもの(家の契約書や公共料金の請求書など)
  • 初回入金用の現金(金額は銀行によって異なります)

実は以前は渡米前にアメリカでの銀行口座を開設する手段として、三菱UFJ銀行を通じてユニオンバンクの口座を開設する方法が存在していたのですが、残念ながらこちらはサービスが終了してしまいました。

海外口座ご紹介サービス《カリフォルニアアカウント・プログラム》(新規受付停止)

ですので、銀行口座は渡米後にSSN等必要情報を確保の上、手続きを進めてください。

なおアメリカでは、「Chase Bank」「Bank of America」「Wells Fargo」「Citi Bank」が四大銀行とされていますが、以下の記事によるとカリフォルニア州内で現時点で最も支店が多いのがChase Bankのようです。銀行選びの基準はほかにもありますが、こちらの情報も是非参考にしてみてください。

The Most Popular Bank In Each State For 2023 | Bankrate

クレジットカード

クレジットカード

アメリカでお買い物をする際に現金を使用することはほぼありません。一般的にはクレジットカードかデビットカードを使用されることが多いです。しかしアメリカでクレジットカードを作成するためには、アメリカでの購入や返済履歴に関する情報(クレジットヒストリー)が必要となり、赴任したての駐在員はクレジットカードを作成することができません。そこで初めは銀行口座開設時に同時に作成されるデビットカードを支払い時に使用することになりますが、こちらを使用し続けていてもクレジットヒストリーが蓄積されないのが難点です。良好なクレジットヒストリーは、今後自動車や住宅購入のローンを申し込む際に重要となりますので、なるべく早い段階でクレジットカードを作成することをお薦めします。

とはいえ、冒頭でも述べた通りアメリカに赴任したての駐在員はアメリカでのクレジットヒストリーがないためクレジットカードを作成することができません。そこでおすすめなのが、アメリカのクレジットヒストリーではなく日本での信用情報に基づいて作成できる以下のクレジットカードです。

どちらのクレジットカードを作るかに関しては、よく使用する航空会社の方を選べば問題ないかと思います。まずはこちらでアメリカでのクレジットヒストリーを貯めていきましょう。ただし、せっかくクレジットカードを作成してもご自身のSSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)と紐づいていなければ、せっかくのクレジットヒストリーが貯まりません。この点に関してはクレジットカード作成時にサービス会社にきちんと確認しておきましょう。

携帯電話

スマートフォン

アメリカで使用する携帯電話に関しては、短期滞在の場合であればプリペイドやレンタル、国際ローミングなどが検討できますが、長期に滞在する予定であればアメリカの現地で契約を行うことをお薦めします。アメリカで代表的な大手通信キャリアは「Verizon」「AT&T」「T-Mobile」が有名です。各社のネットワークカバー領域や契約プランを比較してお好みのキャリアをお選びください。なお、契約の際に必要な情報は一般的には下記のようなものになります。

  • 身分が証明できるもの(パスポート、アメリカの免許証など)
  • アメリカでの住所証明
  • クレジットカードならびにクレジットヒストリー
  • SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)

上記のうち、クレジットヒストリーに関してはどうしても渡米したてのうちは準備することが難しいですが、その際はデポジットを支払うことで契約が可能になることがあります(後程こちらは返金されます)。

また、アメリカ現地での契約に抵抗のある方であれば、渡米前に日本で携帯電話の契約が可能な以下のようなサービスもありますので、併せてご参考ください。

住居

サンノゼの住宅街

さて、いよいよお住まい探しのスタートです。探し方は大きく分けてZillowApartments.comなどの物件探しサイト(日本でいうSUUMO)を利用して直接管理会社やオーナーに連絡を取る方法と、不動産会社を通じて物件紹介から契約まで行う方法が検討できますが、もし初めてのシリコンバレー赴任であれば日本語の通じる不動産会社に契約まで委託をする方法をお薦めします。私たちジャパンリロケーションもシリコンバレー、サンフランシスコベイエリア地域にて20年以上日本からの赴任者のお住まい探しをお手伝いさせていただいておりますので、赴任にあたってお住まいをお探しであれば、是非お気軽にお問い合わせください。

ライフライン各種

住居が決まったら、電気やガスなどのライフラインの契約も進めましょう。サンフランシスコにおいては、以下の会社と契約する必要があります。

  • 電気、ガス:PG&E
  • 水道、ゴミ収集:契約に含まれているケースもありますが、特に一戸建てに住む場合に個別に契約する必要がありますので、住居契約時に確認しましょう。
  • インターネット:Comcast社(ブランド名はXfinity)やCharter社(ブランド名はSpectrum)のようなケーブルカンパニーと契約することが一般的です。設置時には簡単な工事が必要となります。また、契約時にモデムをレンタルすることも可能ですが、長期で滞在する際は割高になることもあるので、ご自身で調達したモデムの利用も検討してみましょう。

なお、これらの契約に関しては弊社の「ご入居簡単パック」をご利用いただくことで、一括して弊社が準備をさせていただきます。こちらのサービスにご興味のある方は、是非一度ご連絡ください。

運転免許

カリフォルニア州運転免許証

MuniやBART、カルトレインなど、公共交通機関が他の地域と比較して発達しているサンフランシスコエリアとはいえ、生活における主な移動手段は自動車になります。日本の都市部と違って日常的な買い物をするために最寄りのスーパーに行くためにも自動車が必要になりますので、運転免許は早めに取っておくことをお薦めします。

運転免許を獲得するための試験が筆記試験と実技試験に分かれている点は日本と同様です。筆記試験合格後には仮免許が交付されますので、本免許を獲得するまでの間に公道で自動車の運転練習が行えます。この点が自動車教習所に通わないと自動車運転の練習ができない日本の免許獲得事情と異なる点です。まずは最寄りのDMV(Department of Motor Vehicles)に筆記試験の予約を行うところから始めましょう。シリコンバレー界隈であれば以下が最寄りのDMVになります。

自動車

サンフランシスコベイエリアに駐車されている自動車

運転免許を獲得したら、次は自動車を手に入れる方法を検討してみましょう。大きく分けて「ディーラーからの新車購入」「中古車販売店からの中古車購入」「個人売買での購入」に分かれますが、渡米直後でアメリカでの自動車購入事情に詳しくないうちは、日本語の通じる中古車販売店からの購入をお薦めします。特にシリコンバレーには以下のような日本語が通じる中古車販売店がいくつか存在しますので、まずはこちらにお問い合わせいただくのが良いかと思います。

アメリカで自動車を購入するにあたっては、ローンを組むことが一般的ですが、前述のクレジットヒストリーが必要となるため、渡米したての駐在員ではローンを組むことができない可能性もあります。しかし上記で紹介した中古車販売店では、そうした方でも(条件付きではありますが)組めるローンを提供していますので、そうした点もメリットとなります。また、シリコンバレーのあるカリフォルニア州では自動車保険への加入が必須となっておりますので、こちらの手続きも忘れずに行いましょう。さらに緊急時の対応のためにロードサービスへ加入することも併せてお勧めします。アメリカで知名度の高いロードサービスはAAAになりますが、日本語でのサービスを希望であればプレミオカーライフサポートがあります。

医療保険

医者と看護師

アメリカでは残念ながら日本のような国民健康保険制度が存在しませんので、民間の医療保険に加盟する必要があります。駐在員であれば会社が団体医療保険の手配を行っていることが多いので、まずはその加盟プランの内容を確認しておきましょう。ちなみにカリフォルニア州で知名度の高い保険会社は下記のとおりです。

また加盟した医療保険がどの病院で使用することができるかについては、加盟した保険によってあらかじめ決められている「ネットワーク」と呼ばれるグループを理解することが必要です。さらにこのネットワークをベースに様々な保険システムが構築されているのですが、その中でも主流のPPO(Preferred Provider Organization)とHMO(Health Maintenance Organization)の違いを把握することが特に重要です。PPOの場合はネットワーク内であればあらゆる専門分野のドクターを自分で選ぶことができるのに対して、HMOであれば契約時にまず主治医を決めたうえで、専門分野のドクターにかかる必要がある場合は必ずその主治医の紹介が必要な点が大きな違いとなっています。

また、歯の治療や眼の検査は通常の医療保険に含まれないので、別途対応する保険に加入する必要がある点は注意が必要です。

■最後に

今回はシリコンバレーに赴任が決まった方が事前に抑えておくと便利な、渡米直後に行う11の手続きをご紹介しました。膨大な作業で気が滅入ってしまいますが、これらすべてを完了した暁には素敵なシリコンバレー生活が待っています!まずは焦らずひとつづつこなしていきましょう。また、母国語の通じない環境で手続きに戸惑うこともあるかと思いますが、こうした不安を解消するために中には日本語でのサービスが提供されているものもあります。お住まい探しにおいては、私たちジャパンリロケーションも快適なシリコンバレー生活をスタートさせるために精一杯日本語でサポートさせていただきますので、いつでもお気軽にご相談ください。

参考リンク:

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